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金言

ルーズベルトの二者択一=小倉孝保

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 米英両国が第二次大戦後の国際機構作りを本格化させたのは1943年夏である。欧州ではナチス・ドイツがパリを占領し、太平洋の島々では日米両軍がぶつかっていた。戦争のまっただ中にあって、両国はすでに「戦後」について考えを巡らせていたことになる。

 英国案が欧州の平和を主目的としていたのに対し、米国案は対象を世界に広げ、安全保障だけでなく経済や社会問題も扱う機構を構想した。米国案を軸に両国はその後、ソ連、中国と交渉しながら国際連合設立につなげる。

 米国は第一次大戦後、議会の反対で国際連盟に参加できなかった。それが連盟の力をそぎ、結果的に再び大戦を招いた。この教訓からF・ルーズベルト大統領は新たな国際機構(国連)には何としても参加すべきだと考え45年3月1日、議会でこう演説する。「選択は二つに一つ。我々が世界協調の責任を引き受けるか、もう一度世界大戦が起きることの責任を引き受けるかだ」

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