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記者の目

ハイオク混合出荷問題 実態に合う宣伝に改めよ=遠藤浩二(特別報道部大阪駐在)

スタンドの給油機。長らくハイオクは元売り各社の独自商品とされてきた=大阪府のENEOS系列スタンドで14日、遠藤浩二撮影

 「他社製と混ざっていることは告知されていなかった。完全に消費者を裏切る行為だと思います」「品質が保証されているから問題はないという石油連盟会長の発言は消費者をばかにしている」

 石油元売り5社がオリジナルブランドで販売し、業界団体の石油連盟も「各社が独自技術で開発した」と説明していたハイオクガソリンが、スタンドに出荷する前段階で他社製と混合されている実態や、同連盟会長がその後の記者会見で「各社のハイオクの品質はほぼ同じ」と認めたことなどを報じてきた。読者やネット配信記事を読んだ人から、メールやファクスで約50件の感想が寄せられた。ほとんどが怒りの声だった。冒頭の意見はその一部だ。

 各社のハイオクに性能の差がないことが明らかになった今も、ENEOS、出光興産、コスモ石油の大手3社はホームページ(HP)で独自の性能を宣伝し続けている。ブランドを信じてきた消費者に不誠実な対応だ。各社は長らく混合出荷を伏せてきたことを消費者に謝罪し、実態に即した宣伝に改めるべきだ。

 「ハイオクは油槽所のタンクでごちゃ混ぜになっていて、中身は各社同じらしい」。混合出荷問題の取材は、知り合いの大阪府内のスタンド所長から聞いた話がきっかけだった。私はハイオクユーザーではないが、出光が「スーパーゼアス」、コスモが「スーパーマグナム」といったブランドで販売しているので各社の成分は違うと思っていた。

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