- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について有識者が議論する沖縄県の諮問機関「万国津梁(ばんこくしんりょう)会議」が県に答申した提言が書籍化された。提言は政府が進める普天間飛行場の名護市辺野古への県内移設計画の見直しを求め、基地機能を本土の自衛隊基地に分散移転させて普天間飛行場の段階的返還を目指すとしている内容で、本土に問題提起している。
書籍は「辺野古に替わる豊かな選択肢 『米軍基地問題に関する万国津梁会議』の提言を読む」(かもがわ出版)。万国津梁会議は3月、中国の軍事力向上を背景に米海兵隊が基地を固定化させず戦力を複数拠点に分散させる新たな戦略を描いていることから、沖縄に駐留する海兵隊の訓練を複数の本土の自衛隊基地に分散移転させるなどし、普天間飛行場の常駐期間を少なくして段階的に返還を目指すべきだと提案した。
この記事は有料記事です。
残り489文字(全文855文字)