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『パンデミックの文明論』=ヤマザキマリ、中野信子・著

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『パンデミックの文明論』
『パンデミックの文明論』

 (文春新書・880円)

 旬な知性の出会いどころではない、古今東西の話題にあふれ、とにかく2時間もあれば一気に読める。

 もはや飢饉(ききん)も疫病も戦争も消え去りつつあると思える現代だった。突然、新型コロナ感染症が地球規模で蔓延(まんえん)し、そのテーマだけで人類と文明の意外な姿が浮かび上がる。欧米の一神教文化では「コロナと戦う」といきり立つが、日本の民間伝承では蘇民将来(そみんしょうらい)の護符を貼っておけば疫…

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