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ネグレクト、「親分の子」、そして薬物…高知東生さんが打ち明けた壮絶な生い立ち

自らの半生を語る高知東生さん=東京都中央区で2020年8月27日、藤井太郎撮影

 「もうやらない」と宣言しても、また手を染めるのではないか――。どうしてもそんな疑いを持ってしまう。相次ぐ芸能人の薬物問題だ。つい先日も、俳優の伊勢谷友介容疑者(44)が大麻を所持した疑いで逮捕されたばかり。かつて覚醒剤取締法違反などの罪に問われ、有罪判決を受けた俳優の高知東生(たかち・のぼる)さん(55)がこのほど、自叙伝「生き直す 私は一人ではない」(青志社)を出版した。波瀾(はらん)万丈の半生に加え、薬物依存からの回復に取り組む心境をつづっている。どこまで本気なのか。自身の過去とどう向き合っているのか。そんな疑問を抱きながら、高知さんに会いに行った。【古川宗/統合デジタル取材センター】

 約束のインタビュー会場に到着すると、高知さんが先に来て待っていてくれた。あいさつを済ませてから「今日はたくさん聞きたいことがあります」と告げると、「そんなに聞くことありますか?」と少しはにかんだ。かつてテレビの画面越しで見ていたときには少し威圧的な雰囲気を感じたが、実際に会うとなんだか繊細な印象だ。

 高知さんといえば、長身でワイルドな見た目が特徴。なのに二枚目から三枚目まで幅広く演じ、数々の人気ドラマやバラエティー番組に出演してきた。自分のことで恐縮だが、人気ドラマ「結婚できない男」(2006年、フジテレビ系)でのコミカルな役柄に好感を持った。そう、ちょっと「憧れの人」なのだ。だから逮捕の一報に触れたときはショックというか、なんだかどんよりとした気分になったことを覚えている。

 高知さんはこう語り出した。

 「薬物で捕まって、これをきっかけに過去を振り返ったんです。すると自分がいかに…

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