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50代でのタイトル戦は「名誉」 竜王戦で通算100期目指す羽生九段の一問一答

丸山忠久九段を破って竜王挑戦を決め、記者の質問に答える羽生善治九段=2020年9月19日、日本将棋連盟提供

 第33期竜王戦(読売新聞社主催)の挑戦者決定三番勝負第3局は19日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、羽生善治九段(49)が丸山忠久九段(50)に99手で勝って2勝1敗とし、豊島将之竜王(30)への挑戦権を獲得した。歴代最多の通算獲得タイトル数99期の羽生は100期目への挑戦となる。羽生の竜王戦登場は2期ぶりで、通算8期目の獲得がかかる。

 竜王挑戦を決めた後、羽生善治九段は記者会見に臨んだ。会見の主な一問一答は以下の通り。

 ――今日の対局を振り返って。

 ◆序盤戦から手探りの展開が続いていたので、お互いにかなり漠然としていて、ずっとはっきりしないような将棋だったなという感想です。

 ――タイトル獲得通算100期に挑戦する意欲を。

 ◆タイトル戦の舞台に参加できるということがないと、もちろんそういうチャンスがないので、今回、挑戦者になれたのは非常に良かったなと思っています。まだ終わったばかりなので、気持ちの準備は全くできていないですけど、これから開幕までにしっかり調整して、いいコンディションでスタートを迎えられたらいいなと思います。

 ――豊島将之竜王の印象は。

 ◆豊島さんは非常に最新の形にも精通していますし、攻めても受けても非常にあまりミスがない、力強さというのは棋譜で見ているだけでも感じています。七番勝負の舞台で顔を合わせられるのは楽しみに思っています。

 ――2019年はタイトル戦から遠ざかっていた。今回挑戦できた要因は。

 ◆あまり他の棋戦でも勝ち進んでいないので、今回、挑戦できたのは非常に幸運だったとは思っています。でも、そういう機会を生かせてよかったなと思っています。

 ――豊島さんとの七番勝負のポイントは。

 ◆2日制でもありますし、序盤でリードされてしまうと苦しいと思うので、しっかりと作戦面でも準備しておくことが大事になるかなと思います。

 ――50歳でのタイトル戦だが、以前の自分との変化は。

 ◆誕生日までもうちょっとありますけど、50代になってもタイトル戦に出られたのは、棋士としては名誉なことかなと思っています。ただ、それに満足するのではなく、励みにして前に進んでいけたらなと思います。

 ――今は一回り以上下の世代がタイトルを占めている。世代ギャップで思うことは。

 ◆30代や20代でも強い人はたくさんいますし、同年代でも久保(利明九段)さんが王座に挑戦中でもあるので、同年代の人も変わらず活躍しています。あまり世代にこだわらずに目の前の一局に一生懸命やっていくことでしょうか。

 ――藤井聡太2冠の活躍は刺激になったか。

 ◆刺激というか、…

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