秋サケ釣りを楽しむ人たちがオホーツク海の浜辺に大勢集まり、釣りざおが無数に並ぶ向こうに、ぽつんと建つ白いピラミッドが目に留まった。正体は小清水町の展望施設「フレトイ展望台」だ。ピラミッドが建つ高台からは濤沸(とうふつ)湖や斜里岳(標高1547メートル)など壮大な360度のパノラマビューを楽しめる景勝地だが、隣接する道の駅から展望台まで足を延ばす人は少なかった。
町産業課によると、フレトイはアイヌ語で「フル・エ・ツイ・イ」と発音され、「砂丘が途切れているところ」という意味。オホーツク海と濤沸湖を隔てる丘の東端に位置しているため、この名がついたという。発掘調査で多くの貝塚が周辺に見つかっており、縄文時代中期から数千年にわたって人々が暮らしてきた。
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