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目的地は木曽ヒノキの森林「赤沢自然休養林」(長野県上松町)だ。天気予報で同町は1ミリ程度の雨だったが、中心街は曇り。しかし、赤沢に近付くにつれて小雨、本降り、土砂降りになっていった。
面積約760ヘクタール、標高1000メートルを超す赤沢自然休養林にある森林鉄道記念館に着くと、やや雨脚が弱まった。ここに「赤沢森林鉄道」の乗り場がある。今は観光鉄道だ。トロッコを一回り大きくして屋根を付けたような可愛い客車に乗り込んだ。線路幅は762ミリと狭い。JR在来線などは1067ミリだ。
悪天候のせいか乗客は私1人。出発進行。先頭で後ろ向きに連結されたディーゼル機関車が客車を引っ張り、ゆっくりと進んだ。乗り心地は悪くない。渓流沿いの木々の中を進む列車は10分足らずで折り返し点の丸山渡停車場に到着。機関車を切り離し、最後尾に移動させて連結。向きを変えて記念館へ戻る。往復約2・2キロ、約20分の小さな旅だ。
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