メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

南光の「偏愛」コレクション

舞台一筋70年 能楽師・梅若実玄祥さんの巻

明治時代の衣装を前に笑顔を見せる、能楽師で人間国宝の梅若実玄祥さん(右)と桂南光さん=大阪市北区で、菱田諭士撮影

 古く奈良時代の芸能に源を発し、室町時代に観阿弥、世阿弥が確立した能楽。シテ方観世流の能楽師で人間国宝、梅若実玄祥さん(72)は脈々と受け継がれた古典だけでなく、新作能、海外公演と幅広く活躍してきました。昨年には仏政府から芸術文化勲章を贈られ、国内外で名声を得ています。舞台一筋70年。その語りは穏やかで時に軽妙ですが、祖父、父から受け継いだ能楽への思いは熱く、深いものでした。10年来、謡や鼓の教えを請うてきた桂南光さんがじっくりと聞きました。【野上哲】

 桂南光 噺家(はなしか)になって「お能も見ないかん」と言われましたがついていけず、もう無理やと思てました。ところが先生の「安宅(あたか)」に感激した。地味なのにすごい緊迫感。お能と出会えたんです。

 梅若実玄祥 「安宅」は私の曽祖父(初世梅若実、1828~1909年)がよくやっていました。すごく静かで緊迫感、緊張感、心理描写を前面に押し立てた「安宅」でした。その息子の万三郎(初世梅若万三郎)の「安宅」は華やかで今の歌舞伎にも影響を与えたといいます。

この記事は有料記事です。

残り2734文字(全文3188文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 逗子崩落・女子高生死亡 事故前日に亀裂発見 マンション管理会社、行政に伝えず

  2. 智弁和歌山アベック優勝 女子は初の栄冠 高校駅伝予選

  3. 第70期王将戦リーグ特選譜 観戦棋士も「意味がわからない」細心の一手 藤井王位が佐藤天九段を破り、ようやく1勝

  4. ORICON NEWS 『アイマス』声優・大坪由佳が結婚報告 お相手は29歳の一般男性

  5. ORICON NEWS 金田朋子「娘が笑えば何でもよい」子育て動画が88万再生 ポジティブを"貫く"子育て論

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです