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安倍政権が残したもの

「女性活躍」は「女性利用」で看板倒れ 三浦まりさん「『ミソジニー』な政権だった」

三浦まりさん=東京都千代田区で2020年3月3日、竹内麻子撮影

 安倍晋三政権が掲げた「女性が輝く社会」の評価は分かれる。女性管理職増加を目指す女性活躍推進法の成立という成果を認める見方がある一方で、子育てと仕事の両立に悩む女性たちには「女性活躍」の実感が伴わない。ジェンダーと政治の関係を見つめ続けてきた三浦まり・上智大教授(政治学)は、現状と展望をどうとらえるか。【宇多川はるか/統合デジタル取材センター】

看板作りには成功したが……

 ――安倍政権は「女性活躍」の看板を掲げました。評価は。

 ◆「安倍政権といえば女性活躍」というイメージを作り、看板としては成功したと思います。そもそも看板を作ることに意味があったため、それをサポートするような政策は弱く、指導的立場につく女性を3割にするという結果は伴いませんでした。

 でも、社会はこの間変化をしてきました。「女性が活躍した方が経済的利得がある」と考える企業は増え、ジェンダー平等を実現したい女性の層も広がった。一定程度、女性活躍が進んだのは、社会の側が看板をうまく利用したととらえています。

 そもそも、人口減少下で持続可能な社会にしていくために、女性が自立して活躍できる社会をつくる、というのは政権に関わらず社会的合意ができている話。安倍政権はむしろ、看板…

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宇多川はるか

2007年入社。仙台支局で東日本大震災、横浜支局で相模原障害者施設殺傷事件を取材。2018年から統合デジタル取材センター。小児がん、保育、虐待など子どもを巡るテーマ、障害者福祉、性暴力、ハラスメントの問題を継続取材。

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