引きこもり当事者、オンラインでつながる動き 顔写真なし、チャットで対人関係の悩みも打ち明け

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当事者会のオンラインの集まりで、寄せられた悩みへの回答データを作成中の画面=村田拓也撮影
当事者会のオンラインの集まりで、寄せられた悩みへの回答データを作成中の画面=村田拓也撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、引きこもりの人たちが当事者会のオンライン会議でつながる動きが活発になっている。感染防止の観点のほか、外出が難しい人でも自宅から出なくて済み、自らの姿を映さない設定もできるなど参加しやすい。こうした「オンライン効果」で加入者が増えた当事者会もある。就労などの社会復帰には面談して他人と話したり、外出したりすることも重要で、会の運営者は「そのための一歩に」と期待をかける。

 当事者会では引きこもりの人や、過去に体験した人たちが社会復帰への道を探る。東京都や大阪府のほか宮城、埼玉、徳島の各県など42の当事者会が登録し、引きこもりの人に居場所を紹介するサイト「ひきプラ」では登録団体の約半数がオンライン開催という。

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