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九州豪雨 黒川温泉「穴湯」再建へCF 小屋流失、熊本・南小国の自治会 /熊本

豪雨で穴湯があった小屋は完全になくなった=熊本県南小国町で2020年9月17日午後3時42分、山本泰久撮影

 熊本県南小国町の黒川温泉にある小さな共同浴場「穴湯(あなゆ)」が、7月の九州豪雨で流失した。地元住民らでつくる黒川温泉自治会(松崎郁洋会長)は再建に向け、クラウドファンディング(CF)で寄付を呼びかけている。目標金額は500万円だが、松崎会長(67)は「目標額に到達しなくても、必ず穴湯を復活させる」。地域のシンボルを失った温泉街の熱意は冷めない。【山本泰久】

 穴湯は、熊本の奥座敷として30軒の旅館が集中する黒川温泉郷にあった約30平方メートルの混浴の共同浴場。温泉郷を流れる田の原(はる)川のほとりに木造の小屋を建て、川から湧き出る温泉に入浴できるようになっていた。入浴料は100円。地元の自治会員が当番制で維持や管理を続けてきた。

 松崎会長によると、300年ほど前から穴湯の存在は知られ、温泉街の中心地にあるため約30年前に小屋が建てられたという。気軽に温泉を楽しめる施設として遠方からの湯治客も多く、年間約3000人が利用。観光客と地元住民との交流の場でもあった。

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