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100年カンパニーの知恵

敷島製パン/上 食糧難救うため創業

 <since 1920>

 「ライフラインの一翼を担い、パン菓子の生産供給を絶やさず社会に貢献できていることについて全社員の皆さんに深く感謝し、会社としての誇りを共有したい」。新たな決算期が始まった9月1日、盛田淳夫社長はコロナ禍が続く中、奮闘する社員にオンラインで思いを伝えた。

 食パン「超熟」で知られる敷島製パン(名古屋市東区)。その歴史は創業者、盛田善平氏が第一次世界大戦による米価高騰や食糧難に苦しむ人々を救うため、代用食となるパンの製造を始めたことにさかのぼる。ドイツ人技師を迎え、1920(大正9)年に創業。パンがまだ一般的でなかった当時、質の高い商品を手ごろな価格で販売すべきだと考えた。

 ひ孫の盛田社長は善平氏を「好奇心旺盛で行動力があり、今でいうスタートアップの典型みたいな人。アグレッシブで、創意工夫に富むアイデアマンだった」と語る。「事業は社会に貢献するところがあればこそ発展する」という善平氏の創業理念を受け継ぐ。

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