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福岡空港でベンゼン、鉛の土壌汚染 米軍パイプライン沿いに 除去費用を日本全額負担

土壌汚染が確認された福岡空港の敷地周辺。米軍専用施設として建てられたばかりの建物(中央左)がみえる=福岡市博多区で2020年7月1日午前11時9分、平川昌範撮影

 福岡空港(福岡市)の敷地内の土壌から土壌汚染対策法上の基準を超えるベンゼンや鉛が検出されたことが、国土交通省大阪航空局などへの取材で判明した。1972年に返還された米軍基地の跡地に残存していた燃料輸送管(パイプライン)に沿って土壌汚染が確認された。汚染土の除去費用など少なくとも約3億3900万円は日本側が全額を負担し、その一部を福岡県と福岡市が支払う。米軍基地跡地の汚染の原状回復費を自治体が負担するのは異例とみられる。

 国は、福岡空港の混雑解消策で滑走路の増設事業を進めており、それに伴い2017年度から実施した土壌調査で汚染が判明した。大阪航空局などによると、国際線ターミナル南東側に残存していた米軍基地時代のパイプラインに沿って汚染があり、鉛は多いところで基準の3倍、ベンゼンは23倍だった。

 土壌汚染対策法で鉛とベンゼンは特定有害物質に指定されており、鉛は体内に取り込むと手足のまひなどを引き起こす恐れがあり、ベンゼンは発がん性が指摘されている。国から汚染状況の届け出を受けた市は19年12月までに計1100平方メートルを土壌汚染対策法上の対応が必要な区域に指定。指定は一部解除されたが、現在も国は汚染土の除去などを進めている。

 大阪航空局や土壌汚染調査を実施した防衛省九州防衛局は、土壌汚染について公表していない。大阪航空局は…

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