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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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菊島「幻の脚本」小説化 「広島の二人」原爆の悲劇と人間愛描く 保坂監督、40年前に映画化託され /広島

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保坂延彦さんが菊島隆三から託された脚本「広島の二人」(右)と、同じタイトルの小説=広島市中区で2020年7月27日午後5時29分、宇城昇撮影
保坂延彦さんが菊島隆三から託された脚本「広島の二人」(右)と、同じタイトルの小説=広島市中区で2020年7月27日午後5時29分、宇城昇撮影

 巨匠・黒澤明監督と組んで「野良犬」「天国と地獄」などの名作を手がけた脚本家・菊島隆三(1914~89年)が、広島原爆を題材にした未発表の脚本を残していた。タイトルは「広島の二人」。約40年前に託されていた映画監督の保坂延彦さん(75)は「映画に固執していると世に出せずに終わってしまう」と思い立ち、今夏、脚本を原案とした同名の小説に生まれ変わらせた。原爆投下から75年、「肩の荷が少し下りました」と言う。【宇城昇】

 「広島の二人」は菊島と脚本家・安藤日出男が共同で執筆し、映画化に向けた準備稿として完成していた。戦争と原爆の悲劇、そして敵味方を超えた友情と人間模様を日米双方の視点から描いたドラマだ。菊島は同じ山梨県出身の保坂さんが映画監督としてデビューする前、脚本を渡していた。

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【広島・長崎原爆】

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