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将棋

第78期名人戦七番勝負 挑戦者・渡辺明王将-豊島将之名人 第6局の6

 豊島は天王山で角道を遮り、金を追った。[先]6六金では[先]4五金が予想されていたが、本譜はあえて追わせることで「収めにいった」と渡辺。中央の位を代償に金を自陣へ引き付けた。

 封じ手を前にパタパタと手が進む。「検討が追いつきません!」「なんでこんなに速いんですか?」「2日目でもおかしくない進行」と検討陣はにぎやかだ。

 豊島はじっと金を寄り、渡辺に手番を渡した。朝と変わらぬ温度のない面持ちで、貫くようなまなざしを盤に向けている。ぐっと座布団から身を乗り出して読みふける渡辺。窓の外から飛行機の飛ぶ音が聞こえてきた。はっとしたように身をよじり、盤に向き直る。軽やかな手つきで[先]8八玉と歩を払った。楔(くさび)を残したままでは強く戦えないとの判断だろう。「味がいいと思ったが、端に近づくのでよくなかった」と渡辺。

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