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1975年4月から毎日新聞本紙、「日曜くらぶ」で連載してきた漫画「ぐうたらママ」が9月27日掲載の作品でピリオドを打つ。45年間に及ぶ長期連載の中で作者の古谷三敏さんがキャラクターたちに込めた思いとは何だったのだろうか。【「日曜くらぶ」編集長・瀬尾忠義】
時代直視、ダメっぷり変化
洋酒瓶が並んだ落ち着いた雰囲気のバーで、今年8月に84歳を迎えた古谷さんと向き合った。大泉学園駅(東京都練馬区)の近くにあるこの店は、代表作の一つで「漫画アクション」に連載中の「BARレモン・ハート」の舞台。何となく作品の一コマに紛れ込んだような感覚だ。
「ぐうたらママ」の誕生は妻の睦子さんがいたからこそ、というのはファンの中では有名な話。しかも睦子さんからは「離婚したら、ぐうたらママは描けなくなるでしょう」と“宣言”されたこともあるという。まずはアイデアが湧いた時のエピソードから振り返ってもらった。
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