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9日目(21日・両国国技館)
混戦の場所で幕内前半を盛り上げているのが新入幕の翔猿だ。きっぷのいい相撲で星を伸ばしている。
明生との一番も動いて勝機を見いだした。小手に振られ、土俵際に押し込まれる場面もあったが、動きを止めることなく右を差して食らいつき、相手がたまらず引いたところに乗じて押し出した。175センチ、131キロの小兵の奮闘に大きな拍手が送られ、「攻め続けられてよかった」と振り返った。
前日も1回転して相手につかまれたまわしを切ったり、足技を試みたりするなど意表を突く動きで館内を沸かせた。白星にはつながらなかったが、「切り替えて取れている」と連敗はしなかった。
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