国連創設75年、問われているものは? シンクタンク国連担当部長に聞く

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リチャード・ゴーワン氏=本人提供
リチャード・ゴーワン氏=本人提供

 国連は10月24日に創設75周年を迎える。気候変動問題など国連が関わる分野が広がる一方で、安全保障理事会の機能まひも指摘される。国連の現状について、シンクタンク「国際危機グループ」の国連担当部長、リチャード・ゴーワン氏に聞いた。

 ――安保理は米中対立などで機能していないのでは。

 今の安保理の困難は(2011年に始まった)シリア内戦にさかのぼる。米露が対立の中心だが、安保理に根深い相互不信と強い緊張が生まれた。そして新型コロナウイルスをめぐる米中対立は信頼の喪失という意味で象徴的だ。巨大国家の対立で、安保理がさらに弱体化しないか強く懸念している。ただ、弱さはあれど安保理は今も多くの平和維持活動や制裁を監督している…

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