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うずくまる息子、脇に立つ父「救急車、呼ばんでいい」 あの冬の日から3カ月…救えたはずの命

親子が孤立死した状態で見つかった愛知県豊橋市内の住宅=村田拓也撮影

 引きこもりの50代の子を80代の親が養って困窮する「8050問題」に絡み、親子が周囲から孤立し、ともに死亡するケースが相次ぐ。対策を探る支援団体が注目するのが、各自治体の設ける地域包括支援センターだ。高齢者の幅広い生活相談に応じ、こうした世帯の情報が入りやすい。情報を生かして自治体や関係機関が連携し、8050世帯の支援を強化することが求められる。【村田拓也】

 「玄関から異臭がする」。5月下旬、愛知県豊橋市内の男性(87)の自宅を訪ねた、同市の地域包括支援センターの職員が、警察に通報した。木造2階建て住宅の1階トイレとリビングで住人の男性と次男(55)の遺体が見つかった。ともに死後約2カ月だった。

 近くの住民らによると、男性は物流会社に定年退職まで勤めた。約30年前に亡くなった妻は性格も明るく、近所の人との交流もあった。妻が死去した頃から、男性は他の住民と話さなくなり、付き合いも薄れた。

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