メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「ギフテッド児」と重なる「17歳で逝った息子」 周囲の理解あれば…母と専門家対談

息子を亡くした母親は、オンラインで角谷詩織さんと対談。言葉が詰まったり、涙ぐんだりする姿も見られた=長野県内で2020年7月31日午前9時39分、坂根真理撮影

 2016年に発達障害の息子(17)が自死したことについて、長野県内在住の50代母親が手記「『17歳で逝った息子』とその母が伝えたいこと」を「長野の子ども白書」に著した。5月27日毎日新聞で報じたところ、「『ギフテッド』の特性と重なる点が多い」と角谷詩織・上越教育大准教授(発達心理学)から反響が寄せられた。充実した高校生活を送っているように見えた息子が、なぜ自ら命を絶ったのか――。自問自答を繰り返してきた母親はその答えのヒントを求めて、角谷さんとオンラインで対談した。見つけた答えとは。【聞き手・坂根真理】

 ――角谷さんは記事を読んだ後、「ギフティッド その誤診と重複診断」(北大路書房)という翻訳書を母親に贈りました。

 角谷 記事の冒頭から、心に突き刺さる言葉がいくつもありました。成績優秀なのに、普通なら分かることが分からないと不思議がられるとか。ギフテッド児の特性に当てはまることが多いなと。その特性を周囲が「知らない」ことで生じる悲劇を無くしたい思いで19年に翻訳本を2冊出したのですが、「間に合わなかった」と、無念の涙が出ました。ただ、お母さんに一筋の光が差せばと思い、本をお贈りしました。

 母親 ギフテッドだったかどうか、もう分かりませんが、当てはまるところがあり過ぎて、ずっと線を引きながら読みました。息子に会えた気がしました。(自死の)理…

この記事は有料記事です。

残り4407文字(全文4986文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 大阪都構想 反対が賛成上回る 9月上旬の前回調査から賛否逆転 世論調査

  2. 「優しく温厚。成人式で会えると…」 大阪・巻き添え死 女子学生の友人が涙

  3. 群馬県警大泉署で10人がコロナ感染 署長含む7割が自宅待機 運転免許業務停止

  4. アメリカを歩く 大統領選後も残る「トランプなるもの」 ある支持者が語った正しさへの憎しみ

  5. 大阪・梅田HEP FIVEで高校生転落し死亡 路上の19歳巻き添え意識不明

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです