公明、菅路線に急接近 「福祉重視」歓迎、埋没に懸念

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連立政権の合意文書に署名した自民党の菅義偉総裁(右)と公明党の山口那津男代表=国会内で15日、竹内幹撮影
連立政権の合意文書に署名した自民党の菅義偉総裁(右)と公明党の山口那津男代表=国会内で15日、竹内幹撮影

 公明党が菅政権へ急速に接近している。菅義偉首相は官房長官時代、支持母体・創価学会との太いパイプを築き、同党の掲げる「福祉」にも配慮してきたためで、同党は「小渕政権以来の近さ」(公明党関係者)と歓迎ムードだ。ただ、経済政策についての考え方は温度差もあり、菅首相の動向を注視している。

 菅氏は14日に自民党総裁選で選出された直後、東京都新宿区の公明会館を訪問。出迎えた公明党の山口那津男代表は「しっかり政権を全力でお支えする」と伝えたという。菅氏が真っ先に同党を訪問したことで、党内では「公明重視の表れだ」との見方が広がる。

 菅氏は2019年10月の消費税率10%への引き上げの際、公明党が強く主張した軽減税率導入を全面的に後押しするなど、公明党に配慮してきた経緯がある。同党幹部は「配慮されたら、配慮し返す」と意気込んでおり、山口氏は17日、代表選で無投票7選を決めた直後に「意思疎通を緊密に、政権運営や政策実現に力を合わせたい」と首相との連携強化を表明した。

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