Dr.白澤・100歳への道

最終回スペシャル しっかり歩くことを目標に 生活内の発症原因避け、認知症予防

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健康長寿などについて語る白澤卓二医師=東京都千代田区で、佐々木順一撮影
健康長寿などについて語る白澤卓二医師=東京都千代田区で、佐々木順一撮影

 アンチエイジング研究の第一人者でお茶の水健康長寿クリニック(東京都千代田区)院長の白澤卓二医師(62)が、国内外の最新研究から100歳まで健康寿命を保つコツを解説する連載「〓白澤 100歳への道」が24日、最終回を迎えた。2012年7月から400回以上にわたったコラムを振り返ってもらい、改めて健康長寿の秘訣(ひけつ)を聞いた。

 100歳以上の寿命を全うした人を「百寿者」(英語ではセンテナリアン)という。厚生労働省の公表データによると、今年9月時点の全国の100歳以上の高齢者は過去最多の8万450人となり、初めて8万人を超えた。世はセンテナリアンの時代である。

 「100歳で元気に誕生日を迎えるための条件は二つです。認知症にならないこと。自分の足でしっかり歩けること」。白澤さんはそう切り出した。条件を満たす人は“現役”が多いという。現役といっても会社などの職場勤務の人だけを指すわけではない。畑仕事や家事、町内会の仕事などを日々こなしている人も含まれる。その上で「生きる目的を持っている人は強いですね」と加えた。

 例えば、登山家でプロスキーヤーだった三浦敬三さん(享年101)と、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さん(同105)。三浦さんは、13年に史上最高齢の80歳でエベレスト(標高8848メートル)登頂を果たした三浦雄一郎さんの父で、100歳になっても雪質にあったスキー板の部品の開発を続け、「まだまだ道半ばだ」と語っていたという。一方の日野原さんは、90歳を超えてなお人間性や愛など普遍的なテーマを追い続け、さまざまな著書を残した。「2人とも、一生追いかける深いテーマを持っておられた」

 2人…

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