特集

第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

特集一覧

秋季高校野球

県大会 加茂暁星サヨナラで初V 関根学園も北信越大会へ /新潟

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
【新潟明訓-加茂暁星】九回裏加茂暁星2死二、三塁、白崎の2点適時打で吉川が生還しサヨナラ=新潟県三条市の三条パール金属スタジアムで2020年9月23日、池田真由香撮影 拡大
【新潟明訓-加茂暁星】九回裏加茂暁星2死二、三塁、白崎の2点適時打で吉川が生還しサヨナラ=新潟県三条市の三条パール金属スタジアムで2020年9月23日、池田真由香撮影

 第143回北信越地区高校野球県大会(県高野連など主催)は23日、三条市の三条パール金属スタジアムで決勝と3位決定戦があり、決勝は加茂暁星が新潟明訓を、3位決定戦は関根学園が東京学館新潟をそれぞれサヨナラ勝ちで降した。加茂暁星は秋の県大会で初優勝。秋の北信越大会への残り1枠は関根学園に決まった。【池田真由香】

 ▽決勝

新潟明訓 002000002=4

加茂暁星 000200003=5

 加茂暁星は2点を勝ち越された直後の九回、斎藤の中前適時打、白崎の左越え2点適時打で3点を奪いサヨナラ勝ち。新潟明訓は相手を上回る13安打を放つも11残塁と拙攻が響いた。加茂暁星の高橋諒監督は「選手たちはよくやってくれた。センバツを目指して県代表として勝ちたい」と意気込んだ。新潟明訓の島田修監督は「攻撃のミスが多かった。準優勝はできすぎだが強さを追い求めたい」と振り返った。

 関根学園は1点を追う九回2死一、二塁から3番滝沢、4番尾身の連続適時打でサヨナラを決めた。東京学館新潟は九回の1死二、三塁の好機を逃し、主戦・高野は164球の熱投も力尽きた。関根学園の安川巧塁監督は「選手を信じて応えてくれた。粘り強くやってくれて感謝したい」と話した。

 来春のセンバツ出場校を決める重要な参考資料になる秋の北信越大会は10月10日に富山県で開幕する。

 ▽3位決定戦

東京学館新潟

  000020000=2

  000000102=3

関根学園

【東京学館新潟-関根学園】九回裏関根学園2死二、三塁、尾身の右越え適時打でサヨナラ勝ちを決める=新潟県三条市の三条パール金属スタジアムで2020年9月23日、池田真由香撮影 拡大
【東京学館新潟-関根学園】九回裏関根学園2死二、三塁、尾身の右越え適時打でサヨナラ勝ちを決める=新潟県三条市の三条パール金属スタジアムで2020年9月23日、池田真由香撮影

勝負強さ初球から

 ○…「自分が打って北信越を決める」。九回2死二、三塁。関根学園の4番、尾身颯太選手(2年)は、狙っていたカーブが初球から真ん中高めに入ったのを見逃さず、バットを振った。「もしかしたらフライかもしれない」と不安がよぎったが、打球は右翼手の頭を越えた。主将の田原輝也選手(2年)が泣く姿、ベンチが喜ぶ姿を見て「よっしゃあ」と喜びを爆発させた。

 安川巧塁監督が「チャンスに強い」と夏の独自大会から2年生で4番を任せた。この打席も「尾身ならやってくれる」と期待。その通りの結果を出した。

 「準決勝では主戦の牧野水樹投手(2年)を助けられなかったが、最後に助けられてうれしかった」。自らのバットで北信越大会へ導き、力投の牧野投手に報いた。


加茂暁星・浜谷直生投手(2年) 拡大
加茂暁星・浜谷直生投手(2年)

 ■ズーム

熱く冷静に、次を狙う 浜谷直生投手(加茂暁星2年)

 九回表、新潟明訓に2点の勝ち越しを許し、なお2死一、三塁のピンチ。「ちょっとだめかなと思った」と弱気になったが、後続を打ち取り、裏の攻撃に望みを託した。

 その思いが通じたのか、自身の一つ前を打つ白崎勇希選手(2年)が目の前で劇的なサヨナラ適時打を放った。「野手が取り返してくれて感謝しかない」。過去に決勝に進んだことがないチームの初の優勝投手になり「これからも上を目指したい」と静かに闘志を燃やす。

 今大会は全試合に先発し、3回戦からは一人で投げ抜いてきた。その中でも最大の壁だと感じたのは、準々決勝で対戦した日本文理だ。組み合わせが決まったときから「厳しいトーナメント」と感じていたというが、その文理打線を完封。「成長できた。自信になった」と明かした。

 普段はおとなしい性格だが、マウンドに立つと負けず嫌いに一変する。バッテリーを組む斎藤大優捕手(1年)のサインに首を横に振ることもしばしば。だが、試合を重ねるにつれて配球が合うようになってきた。走者を背負っても野手を信じ、冷静な投球でチームをセンバツへ導く。

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る