この夏、地方に帰省した人の家に、「皆の迷惑になるから、早く帰れ」なる趣旨の手紙が投げ込まれたそうです。ある大学の部活動でクラスター(感染者集団)が発生すると、この部と全く関係のない同じ大学に通う学生がアルバイトを拒否されることもありました。そう、新型コロナウイルス感染症の影響です。
私が部長を務める救命救急センターはスタッフの結束力が強く、そのパフォーマンスは日本一であると自負しています。ところが今回、新型コロナウイルス感染患者の受け入れのための準備に際し、スタッフ間に摩擦が生じました。病棟内のレイアウトは感染対策を優先しなければならず、同時にスタッフが働きやすくする必要もあり、意見の衝突が起こったのです。立場上、私が行司役にならざるを得ず、幸いにも落としどころが見つけられましたが、この時険悪なムードの中で行司はこう言いました。…
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