特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

エンタメノート

未来の名人育てませんか 「二つ目」の落語家に高座提供 クラウドファンディング始まる

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
「若手の噺家さん応援クラウドファンディング」のチラシ
「若手の噺家さん応援クラウドファンディング」のチラシ

 「つばなれ」という言葉がある。その意味は、客が10人を超えた、ということ。「ひとつ、ふたつ、みっつ……、ここのつ、とお」と数えていくと、10でようやく「つ」が取れるから。「つばなれしました」と喜ぶ、なんて使い方をするのだが、ここ最近は客が1桁の落語会なんてほとんどなかった。新型コロナウイルスがはびこるまでは。

 コロナ対策で政府が要請してきたイベントなどの入場制限が緩和されたものの、舞台や寄席に客足が戻ってきている、とは言い難い。どの業界もそうなのだが、エンタメ業界もつらい状況が続いている。

 ベテランや中堅の落語家は寄席に客が入らない頃を痛いほど覚えている。だが、追い風が吹いてから入門した若手は、そんな時代を知らない。客の前でネタを披露する機会が激減し、当然、収入もそうで、ネットでネタおろしを披露したり、アルバイトをしたりと、生き残りに必死だ。

     ■

 この業界には「贔屓(ひいき)」「旦那」「お旦」という言葉もある。今でも、寄席に行けばトリの師匠の名前が書かれた幟(のぼり)がはためき、下の方には「贔屓与利(より)」と書かれていて、なんとも粋な風情だ。

 各地の落語ファンが、それぞれできる範囲で、若手落語家を物心両面で応援しようと動いている。これもまた「粋な贔屓」だ。

 「若手の噺家(はなしか)さん応援クラウドファンディング」(https://readyfor.jp/projects/nanensou)も、その一つだ。

 東京の落語界は前座、二…

この記事は有料記事です。

残り945文字(全文1575文字)

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集