発注元の横浜市「ふたの上に乗るのは想定外」 旧米軍施設の重機転落から1カ月

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今年5月と事故直前の状況
今年5月と事故直前の状況

 横浜市金沢区の旧米軍施設「小柴貯油施設跡地」の工事現場で重機を運転していた男性(62)が貯油タンク跡に転落死した事故は、25日で発生から1カ月を迎える。重機の重みでタンク跡のふたが崩落したとみられるが、発注元の横浜市は「あらかじめ決められたルート以外は通らない指示になっていた」と重機がルートをそれなければ転落しなかったことを強調する。重機がふたの上を走行した理由は何か。ふたの危険性はどこまで共有されていたのか。神奈川県警は業務上過失致死容疑で捜査を進めている。

 事故は8月25日夕に発生した。タンク跡は直径約45メートルで深さ約30メートル。内部には水がたまっており、転落直後は沈んだ重機すら見えなかった。横浜市の建設会社社員で重機を運転していた男性の遺体が見つかったのは、排水作業が進んだ28日。窒息死だった。

 市によると、ふた…

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