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論点

選挙を考える

 

 菅義偉政権が誕生し、国会は早くも解散風が吹き始める。最近の選挙事情を見れば、18歳以上に投票権が拡大しても投票率は低迷し、有権者の“政治離れ”が一段と進んでいるようにも見える。他方、以前は「泡沫(ほうまつ)」と片付けられがちだった多様な候補者の得票が増えている。何かが変わろうとしているのか。選挙の今を考える。

 昨年、参院選の大阪選挙区で落選しました。日本で褐色の肌の人間が国政に挑戦したのは初めてです。僕は18歳のとき、現金7万円と片道切符だけでスリランカから来た。滋賀・雄琴温泉の布団敷きから始めて、大学に入れてもらい、経済学の博士号をもらい、大学教員にもタレントにもなった。僕を育てた日本に、政治家として恩返しをしたかった。しかし、選挙で得た教訓は、「努力は報われない」でした。

 選挙戦で、「日本は変えるべきものを変えずして、変えんでええもんを変えている」と訴えました。変わらないといけないのは、多様性への理解。性的少数者の権利でも女性活躍でも、どうしてこうも遅れているのか。外国人の人権にしてもそう。「共生」が僕のキーワードです。スリランカは、多様性を認めず、少数派を無視したがために、25年間も内戦という殺し合いをした。同級生も目の前で殺された。違いを認め合わないと、社会は…

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