公明党は、衆院議員29人のうち太田昭宏前代表(74)、井上義久副代表(73)、石田祝稔政調会長(69)ら少なくともベテラン5人を今期限りで引退させる調整に入った。衆院議員の任期満了が2021年10月に迫る中、世代交代を加速させる狙いとみられる。
公明は24日、次期衆院選の第3次公認候補6人を発表した。井上氏が選出された比例東北、石田氏の比例四国、桝屋敬悟政調会長代理(69)の比例中国、高木美智代政調会長代理(68)の比例東京の各ブロックに新人候補1人の擁立を決めた。比例南関東ブロックには元職2人を擁立する。
公明は現職の公認の可否については、次期衆院選の直前に正式決定する方針だが、新人擁立を決めた東北など4ブロックでの獲得議席数は、近年各1~2議席が定着しており、事実上ベテラン4人の引退を決めたことになる。公明関係者は「正式に引退を表明するとあいさつまわりなどが必要になり『解散は近い』との誤解も生みかねない。このため玉虫色の発表にした」と語った。
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