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大阪メルロー/20 ライバルから同志に

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摘み取りを終えた未知なる黒ブドウの木。特徴である深紅の葉も一枚ずつ落ちる季節となった=大阪府羽曳野市小ケ谷地区で2020年9月、高田具成撮影
摘み取りを終えた未知なる黒ブドウの木。特徴である深紅の葉も一枚ずつ落ちる季節となった=大阪府羽曳野市小ケ谷地区で2020年9月、高田具成撮影

 日照量不足と長雨の7月、猛暑が続いた8月、そして9月の台風――。めまぐるしかった季節を落ち着かせるかのようにブドウ畑も秋めいてきた。「仲村わいん工房」(大阪府羽曳野市飛鳥)の醸造家、仲村現二さん(62)の畑も収穫をほぼ終え、ブドウの木々には摘まれなかった房がわずかにぶらさがるだけとなった。果実へと栄養分を送り続けた葉は褐色となり、秋風にカサカサと音をたてている。仲村さんの父光夫さん(2003年に80歳で他界)が、独自に交雑育種を繰り返し残したルーツのわからない未知なる黒ブドウも、羽曳野市小ケ谷(こかたに)地区の畑で、特徴ある深紅の葉を一枚ずつ落としつつあった。

 仲村さんはこの秋も、地元特産の米国系の白ブドウ品種デラウェアと未知なる黒ブドウを使ったワイン造りに注力している。大阪のブドウとワインの誇りを示したい思いは尽きない。

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