菅義偉内閣が発足し、目指すべき理念として自助・共助・公助があげられ、縦割り行政の打破が掲げられた。初めは賛成だと思ったのだが、こうした言葉で心に浮かべている社会のかたちは違うらしいということが分かってきた。
自助・共助・公助という時、一方で「できる限りは自助で、力尽きたら共助で、共助もだめなら公助で」という「自助社会型」の議論がある。この場合、公助というのは生活保護のような最後の手段だ。新首相の言うのはこちららしい。
他方で、「自助が可能なように共助が支え、共助の支え合いが成り立つように公助が地域を支援する」という「連携型」の考え方がある。この場合の公助は、地域活動への補助金など多様な施策を含む。今、地域の活力を引き出しているのはこちらだと思う。
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