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第70期王将戦リーグ特選譜

豊島竜王、見事に攻略 19年王位戦で苦しんだ木村九段の相がかり

豊島将之竜王(左)と木村一基九段=それぞれ今春以前に撮影した写真を組み合わせています

 木村一基九段(47)は王位戦七番勝負で藤井聡太棋聖(18)に敗れ、王位防衛はならなかった。昨年は史上最年長で初タイトルを獲得して話題になった。11年前の王位戦で将棋界2度目の3連勝4連敗を喫するなど、これまで結果に恵まれなかったが、念願のタイトルを獲得することができた。その1年後、今度は藤井の最年少2冠獲得記録を許してしまったが、0勝4敗のスコアほど内容は一方的ではなく、充実感もあった七番勝負だったのではないか。木村が提案した封じ手のチャリティーネットオークションでは1通1500万円の価格もつき、こちらも話題になった。藤井も「提案してくださった木村九段にも感謝致します」とコメントを出した。

 その木村が王位を奪った相手が豊島将之竜王(30)。木村から見て4勝3敗の大接戦で、終局直後のインタビューでは涙も見られた。その両者がそれぞれの開幕戦でまたも戦う。王将挑戦へ向け、どちらが白星スタートを切るか。【山村英樹】=▲が先手、△は後手

<第70期大阪王将杯王将戦リーグ1回戦>

2020年9月25日

持ち時間各4時間

場所・将棋会館

▲木村一基九段

△豊島将之竜王

▲2六歩  △8四歩  ▲2五歩  △8五歩

▲7八金  △3二金  ▲3八銀  △7二銀

▲6八玉1 △5二玉  ▲7六歩1 △8六歩

▲同 歩  △同 飛  ▲3六歩1 △8四飛1

▲3七桂1 △7四歩  ▲2四歩4 △同 歩

▲同 飛  △2三歩  ▲2五飛  △6四歩1

▲8七歩15 △6三銀8 ▲3五歩2 △7三桂

▲4六歩  △6二金  ▲4七銀6 △6五歩16

▲4五歩6 △7五歩1 ▲2六飛9 △7六歩26

▲同 飛5 △3四歩(第1図)

 昨年王位を失冠した豊島は、その後竜王を奪取し、名人・竜王の2冠になった。年が明けて叡王の挑戦権を獲得し、名人戦と叡王戦を並行して戦うことになったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が延期になってしまった。

 名人戦は渡辺明王将(36)に2勝4敗で敗れて失…

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山村英樹

1981年入社。青森支局を経て1986年から東京学芸部で囲碁将棋などを担当。

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