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営業マンから「国境なき医師団」へ 日本人初の事務局長 人道主義広めたい

シリア北部アレッポで活動中の村田さん(前列右から2人)=2012年7月、MSF日本提供

 国際医療NGO「国境なき医師団(MSF)日本」で、組織運営の責任者である事務局長に初めて日本人が就任した。村田慎二郎さん(43)。MSFは、ノーベル平和賞も受賞した団体だが、「白人偏重の運営」などの内部批判も表面化している。そんな中、村田さんは、アフリカや中東などの紛争地での経験を生かし、新型コロナウイルス禍に直面する世界に、日本発の支援を届けようと意気込む。決意を聞いた。【和田浩明/統合デジタル取材センター】

営業マンから海外人道支援

 村田さんは「売り上げがすべて」のコンピューター営業の世界から、2005年にMSF日本に飛び込んだ。初任地は政府側と反政府勢力の間で紛争が続いていたスーダン西部ダルフール地方だ。何十万人もの避難民が住んでいた場所を着の身着のままで追われ、水も食料も医療も国際援助に頼らざるを得ない生活を強いられていた。当時のアナン国連事務総長が「21世紀最大の人道危機」と警告した状況だ。村田さんは「違う惑星に来たようでした」と振り返る。

 担当…

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和田浩明

1991年4月入社。英文毎日編集部、サイバー編集部、外信部、大阪社会部を経て2003年10月から08年3月までワシントン特派員。無差別発砲事件、インド洋大津波、イラク駐留米軍や大統領選挙を取材。09年4月からはカイロに勤務し、11年1月に始まった中東の民主化要求運動「アラブの春」をチュニジア、エジプト、リビア、シリア、イエメンで目撃した。東京での中東、米州担当デスク、2度目のワシントン特派員などを経て2019年5月から統合デジタル取材センター。日本社会と外国人住民やLGBTなどの今後に関心がある。

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