宝塚の日舞の名手、松本悠里特別顧問が退団 公演中の月組レビューを最後に

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 宝塚歌劇月組公演のレビュー「WELCOME TO TAKARAZUKA―雪と月と花と―」を花道に、劇団最古参で特別顧問の松本悠里(専科)が退団する。日本舞踊の名手として知られる在団64年目のレジェンド。現在開かれている宝塚大劇場での公演(11月1日まで)では、本拠地との別れを惜しむかのように情感豊かな舞を見せている。退団日は、東京公演千秋楽の2021年1月3日。

 松本は1957年に入団後、雪組に配属され、74年に舞踊専科に異動。日舞の名取でもある。日本物レビューには欠かせない存在で、65年の欧州から13年の台湾まで、歴代最多の計9回の海外公演に参加。89年の米ニューヨーク公演では、降りしきる雪の中で女の情念を踊った「雪しまき」の場面が、ショービジネスの本場で絶賛を浴びた。

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