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悼む

ピアニスト レオン・フライシャーさん=8月2日死去・92歳

=林喜代種氏撮影

 レオン・フライシャーは2007年1月、40年ぶりに東京でリサイタルを行った(銀座・王子ホール)。

 1928年、サンフランシスコ生まれのフライシャーは幼い頃から名ピアニストのシュナーベルに可愛がられ、52年には最難関のエリザベート国際ピアノコンクールで優勝。超越的なテクニックと、精神性、叙情性を兼ね備え、非の打ちどころの無いピアニストとして大活躍した。しかし37歳のとき、突然、右手が動かなくなり、第一線の演奏から退き、左手のピアニスト、また指揮者、教育者としての活動に切り替えた。

 指揮者として来日した際、インタビューをした。いかに右手を壊している演奏家が多いか、そのレパートリーを拡充するのが急務と話していた。同時に彼は右手のリハビリを続け、動かなくなってから40年後についに奇跡の回復を遂げた。久々に録音したCDはタイトル自体が「トゥー・ハンズ(両手)」。そこに収められたシューベルトの最後のピアノソナタは、慈しみに満ち、聴いていて宙のかなたに魂を運ばれてゆくような演奏であっ…

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