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紛争地支援、届ける希望 元IT営業、「国境なき医師団日本」事務局長に

スーダンやシリア、命のインフラ提供

 国際医療NGO「国境なき医師団(MSF)日本」で、組織運営の責任者である事務局長に8月、初めて日本人が就任した。村田慎二郎さん(43)。MSFは、ノーベル平和賞も受賞した団体だが、「白人偏重の運営」などの内部批判も表面化している。そんな中、村田さんは、アフリカや中東などの紛争地での経験を生かし、新型コロナウイルス禍に直面する世界に、日本発の支援を届けようと意気込む。決意を聞いた。

 村田さんは「売り上げがすべて」のコンピューター営業の世界から、2005年にMSF日本に飛び込んだ。初任地は政府側と反政府勢力の間で紛争が続いていたスーダン西部ダルフール地方だ。何十万人もの避難民が住んでいた場所を着の身着のままで追われ、水も食料も医療も国際援助に頼らざるを得ない生活を強いられていた。当時のアナン国連事務総長が「21世紀最大の人道危機」と警告した状況だ。「違う惑星に来たようでした」…

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