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「愛の不時着」やK-POP…韓国コンテンツのヒット戦略 次に来る“made by KOREA”

黄仙恵韓国コンテンツ振興院日本ビジネスセンター代表=2020年9月18日、棚部秀行撮影

 コロナ禍の下で、インターネットの動画配信サービス「Netflix」の配信する韓流ドラマ「愛の不時着」や「梨泰院クラス」などがヒットした。ドラマや映画、K-POPなど韓国の文化コンテンツは、日本だけでなく世界的に販路を拡大しつつある。その背景を専門家らに聞いた。韓国の文化産業の海外展開を支援する同国の政府機関、韓国コンテンツ振興院の黄仙恵(ファン・ソンヘ)日本ビジネスセンター長だ。【聞き手・鈴木英生】

 --今の韓国ドラマ人気をどう捉えていますか? 韓国は、国策として文化産業を重視していますが、その影響は大きそうです。

 ◆韓国は、1990年代後半に金大中政権が文化政策とIT政策を推進しました。以後、歴代政権が、保守派であっても革新派であっても両政策を重視してきました。私たちコンテンツ振興院もそうした政策の一環で発足しました。韓国のコンテンツ産業と海外企業のマッチングなどで、文化産業の海外展開を支援する政府機関です。

 そのうえで、民間のコンテンツ産業が国際競争力を磨いてきた結果、今回、「愛の不時着」などがヒットしたと考えています。

 「愛の不時着」が人気を集めた要因として、(朝鮮半島の)南北分断という舞台設定や禁断の恋というテーマが指摘されます。ですが、南北分断もののドラマは、これまでもたくさんありましたよね。禁断の恋に至っては、韓流の定番です。つまり、作品自体がとても良くできているのはもちろんですが、それだけではヒットを説明できません。

 --では、本当の理由を具体的に考えると……。

 ◆17年前、日本で突然、「冬のソナタ」のブレークによって韓国コンテンツの価値が見いだされました。それ以来の蓄積があってこその今なのです。…

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