メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

菅首相の地元・横浜 IR誘致どうなる 歯切れ悪い与党、野党「明確な対立軸」

2019年9月の台風15号で横浜市を現地視察した後、記者団の取材に応じる官房長官時代の菅義偉氏(左)と林文子市長=同市金沢区で2019年9月18日午後6時56分、樋口淳也撮影

 横浜市が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致計画の行方に注目が集まっている。汚職事件や新型コロナウイルスの影響で国の動きが停滞する中、IRに積極的な姿勢を示してきた地元選出の菅義偉氏(衆院神奈川2区)が首相に就任したことで、市は動きが加速することを期待する。一方、地元の反対は根強く、野党側は首相の地元である横浜を主戦場とする構えを見せている。【樋口淳也、中村紬葵】

 「トップダウンで地元の歓迎しないことを進めていく政治と、現場の声に寄り添っていく政治の明確な対立軸の象徴がこのカジノ問題ではないか」。今月9日、IR開業予定地の横浜港・山下ふ頭(横浜市中区)を訪れた立憲民主党の枝野幸男代表は記者団にそう語った。

 枝野氏は山下ふ頭に関わる企業が加盟する「横浜港運協会」を訪れ、幹部らと会談。非公開ながら、横浜経済界の重鎮で「ハマのドン」と呼ばれ、IR誘致に強く反対してきた藤木幸夫前会長(90)とも面会した。菅氏は藤木氏を「おやじのように」(関係者)慕ってきたが、IRを巡っては立場を異にしている。

 この日は同党結党に先立つ代表選期間中で、自民党総裁選の告示翌日に当たる。枝野氏は総裁就任が確実視されていた菅氏の名前を挙げ「ここにカジノを誘致することの弊害とか、地元の皆さんの思いとかを一番知っているのにどう進めるのか」と当てこすった。菅氏は「わが国が観光先進国になる上で極めて重要な取り組み」(7月の記者会見)とIRに積極姿勢を示しており、立憲幹部は「首相になる菅さんの地元で対決色を鮮明にすることに意味がある」と解説する。

 IRは汚職事件や新型コロナの影響により国の基本方針策定が遅れている状況にある。8月に実施方針公表の無期限延期を発表した横浜市にとっては、菅氏の首相就任が追い風になる淡い期待がある。林文子市長は「非常にリスペクトしている」と述べるなどこれまでも菅氏との良好な関係をアピールしてきた。

 これに対して野党側は21年8月…

この記事は有料記事です。

残り526文字(全文1352文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. KDDIも携帯割安プラン導入 20ギガ4000円弱で調整 月内に公表

  2. ガス吸う遊び中にボンベ爆発、アパート2室焼ける 重過失失火容疑で10代3人逮捕

  3. 史上最大級の「ペヤング超超超超超超大盛やきそばペタマックス」発売へ 通常の約7.3倍 まるか食品

  4. 網戸のひもで6歳死亡 両親、アルミ建材大手を提訴 「欠陥で首に絡まり」

  5. ORICON NEWS 映画『鬼滅の刃』興収300億円に向けファン団結「煉獄さんを300億の男に」 『コナン』に似た運動

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです