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標準制服に男女ともスラックス導入へ ジェンダーレス進展で姫路市立山陽中

男女ともスラックスが標準の新制服を披露する生徒ら=兵庫県姫路市立山陽中学校で2020年9月28日午後3時45分、関谷徳撮影

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 ジェンダーレス化の進展に合わせ、兵庫県姫路市立山陽中学校(940人)は2021年度、男女ともブレザーとスラックスを標準制服として導入する。同時に選択の幅を確保し、スカートも選べるようにする。男女ともスラックスを標準とするのは県内の公立中学では初めてで、全国的にも珍しいという。28日、同校で新制服の完成発表会があった。

 1947年の開校以来、男子は詰め襟学生服、女子はセーラー服が定着していたが、性別に関係なく学校生活に必要な機能性、安全性を重視し、男女ともスラックスを標準とすることとした。

 制服の見直しは19年5月のPTA総会で提案され、教職員と保護者らでつくる制服検討委員会が同年10月に発足。同年12月には中学1年約320人と、校区内の小学5年の児童、保護者計647人を対象にアンケート調査を実施した。

 アンケートではブレザー型▽スーツ型▽学生服・セーラー服の3タイプから、「どのタイプの制服が良いと思うか」を問い、複数回答の結果、8割以上がブレザー型やスーツ型を選んだ。選択ポイントには「動きやすさ」を挙げた。当事者である中学生からは「男女ともにズボンにしてくれたら、足も寒くないし、統一感がある」との意見が多かったという。

 新制服は深緑色のブレザーに、グレーを基調にしたチェック柄のスラックスで男女兼用。スカート着用を希望する生徒は、申請すれば認められるという。

 発表会では、ともに3年で生徒会長の中谷真大(まひろ)さんは「中学生らしい、社会への一歩としてふさわしい制服を誇りに思います」。副会長の森麗羽(うるは)さんは「私たちは卒業しますが、新1年生には新しい制服で活発な学校生活を送ってほしい」と期待を寄せた。

 長谷川貴久校長(60)は「男らしい、女らしいというよりも自分らしく生きる社会に変化してきた」とし、「ジェンダーレス社会に備えた制服改革を未来教育へのメッセージとして発信していきたい」と話した。【関谷徳】

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