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中野量太監督 被災地の姿、ウソなく 人間味あふれる映画「浅田家!」

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「浅田家!」の中野量太監督=東京都港区で2020年9月14日、内藤絵美撮影
「浅田家!」の中野量太監督=東京都港区で2020年9月14日、内藤絵美撮影

 著名な写真家を多く輩出し、「写真界の芥川賞」と呼ばれる木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家、浅田政志を主人公にした映画「浅田家!」(毎日新聞社など製作委員会)が10月2日から、全国で公開される。中野量太監督に作品に込めた思いを聞いた。

 浅田は消防士や「戦隊もの」のヒーローなどにふんした家族のコスプレ姿を撮影。それが評判を呼び受賞につながった。浅田を演じるのはアイドルグループ「嵐」のメンバー、二宮和也。映画では、常識にとらわれない浅田一家のおかしくも人間味あふれるやさしい人柄や、木村伊兵衛写真賞受賞後、東日本大震災で津波に流された写真を洗浄するボランティアを行う浅田の様子が描かれる。

 中野監督は「見終わった後に『面白かったな』と感じて映画館を出てもらえるよう、エンターテインメントとしてきちんと成立することを意識した」と話す。ただ、被災地を映画に撮ることは「怖かった」といい、実際に被災した人たちに話を聞くなど取材し、「フィクション映画だけど、被災地の姿にはウソがないようにした」。中野監督の言う「エンタメ」とは「真実がきちんと伝わる」という意味がある。写真洗浄のことなど広く知られ…

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