戦争末期、田辺市に新兵などを訓練する海兵団の施設を建設するため、海軍が民間の土地を強制的に買い上げた歴史があった。新築の自宅を取り壊され、土地を奪われた竹中秀夫さん(89)は「これも戦争被害の一つ。地元でも忘れられているが、当時の人が苦しんだ歴史を知ってほしい」と話している。【後藤奈緒】
海兵団は同市文里や神子浜の辺りにあった。竹中さんの家族は1942年、海兵団ができる前のこの地域に2階建ての家を建て引っ越してきた。
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