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高校野球の独自大会が行われていた7月26日、和歌山市の県営紀三井寺球場。雨が降りしきり、ぬかるんだグラウンドを見る表情は厳しかった。2017年から県高校野球連盟の理事長を務め、試合の中止、中断を決める役割を担う。「絶対、決勝まで実施する」。新型コロナウイルスの影響で部活動もままならぬ中、今年は特に球児への重い責任を感じていた。
有田市出身。周囲の友だちの影響で小学3年から始めた野球だが、「甲子園もプロも目指していなかった」。耐久高校では主力選手として3年時に4番を務め、大学野球部からも声がかかったが「楽しく野球がやりたかっただけで、高校で一区切りと思った」と選考試験は受けなかった。
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