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生物約3万種、絶滅の恐れ

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世界最小とされるベルテネズミキツネザルはマダガスカルの固有種だ(C)Russell Mittermeier
世界最小とされるベルテネズミキツネザルはマダガスカルの固有種だ(C)Russell Mittermeier

 <くらしナビ・環境>

 国際自然保護連合(IUCN)は、世界の3万種を超える生物に絶滅の恐れがあるとする最新の評価をまとめた。生物を取り巻く環境は悪化の一途をたどっており、さらに保護活動の現場では、新型コロナウイルスの感染拡大による悪影響が顕在化しつつある。

 IUCNが7月に発表した最新の絶滅危惧種に関する「レッドリスト」では、調査した約12万種の生物の約27%に当たる3万2441種に絶滅の恐れがあるとされた。中でも両生類は評価した種の41%、サメとエイの仲間は30%が絶滅危惧種であるなど状況が深刻。地球温暖化や環境破壊の影響を受けやすい造礁サンゴも33%に絶滅の恐れがあるとされた。

 日本関連は504種で、ウミガメの1種のタイマイ、沖縄県のキツツキのノグチゲラ、京都府と岡山県にしかいないとされる淡水魚のアユモドキなど57種が、3段階ある絶滅危惧リスクの中で最も危険度が高い「深刻な危機」にあるとされた。沖縄県名護市辺野古で進む米軍基地建設工事の影響が懸念されるジュゴンも、日本の南西諸島周辺の個体群が「深刻な危機」にある、としている。

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