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今、皇室に思うこと

コロナで「平成流」継承に危機 最も怖いのは「存在が忘れ去られること」 河西秀哉・名大院准教授

台風19号による被災者と言葉を交わされる天皇、皇后両陛下=福島県本宮市で2019年12月26日、代表撮影

 2019年5月の代替わり以降、新型コロナウイルスの感染が広がるまでは天皇、皇后両陛下は極めて順調に活動されてきた。適応障害で療養生活が続く皇后雅子さまは即位関連行事を予定通りこなし、懸念もあった泊まりがけの地方訪問や台風被災地への見舞いも、全て陛下に同行した。万が一、上皇ご夫妻が築いた「平成流」の継承が困難になる局面が訪れるとすれば、皇后さまが体調を崩した時だろうと考えていた。未知の感染症という外的な要因で「平成流」が立ちゆかなくなるとは想定していなかった。

 象徴天皇制を維持するうえで最も怖いのは、天皇、皇后両陛下の姿が国民から見えず、存在が半ば忘れ去られてしまうことだと思っている。上皇さまは皇太子時代、上皇后美智子さまとさまざまな土地に足を運んだにもかかわらず、主要メディアに大きく取り上げられない時期があった。特に昭和の後半は皇室に関心が低い層が多かった。平成の時代、上皇ご夫妻は常に危機意識を持っていたのではないかと推察している。

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