メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

安田賢治のここだけの話

なぜ、大学はまだオンライン授業が中心なのか?

対面授業が再開され、初めてキャンパスに集まった1年生のために開かれた学部入学式。最前列のカメラでオンライン配信も実施した=兵庫県三田市学園の関西学院大神戸三田キャンパスで9月23日

[PR]

 新型コロナウイルス感染症はまだまだ終息には程遠い状況だが、小学校、中学校、高校では、学校の休業、分散登校を経て対面授業が再開されている。しかし、大学では後期もオンライン授業中心のところがほとんどだ。キャンパスに足を踏み入れたことがない大学1年生はまだまだいるようだ。入学式は中止、授業はオンラインで、友人もできない、という学生も少なくない。

 しかし、なぜ大学だけがコロナ禍に対応できないのだろうか。理由としては大学は小中高と違って学生が多く、数百人が一度に受ける授業があり、3密ができやすいからとか、県をまたいで登校してくるので感染リスクが高いとかさまざまなことが言われている。

 授業で学生が集中するというが、教室を分散すればいいだけの話だ。空き教室がなく、学生を分散させて受講させられないのは大学の都合だろう。電車やバスを使って広域から通学しているのは、私立中高生だって同じこと。そう考えると、大学が対面授業を再開しないのは「自粛」ではなく「萎縮」ではないのだろうか。

 萎縮するのは、感染者が出た大学が批判にさらされるリスクがあるからだろう。中傷されるようなケースもあった。最近でも、「教育実習先の受け入れを拒否」「その大学の学生というだけでアルバイトを解雇」など、感染者だけではなく、在学生やその保護者にも非難が浴びせられるような状況があるのも事実だ。

 しかし、防ぎようがない面があることも事実だろう。中規模の大学の理事長は「最善の対策を取って感染者が出たら、それは大学の責任。放送大学ではないのだから、対面授業を順次再開していきたい」と話す。対面授業の再開を心待ちにしている学生も多い。【大学通信常務取締役】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 鼻出しマスクで失格の40代受験生、トイレにこもり警察出動 注意されせき込む仕草も

  2. テレ東・大江麻理子キャスターらマスク着用 「緊急事態宣言受け決断」

  3. 際立つ大阪のコロナ死 その理由、高齢者の「命のリスク」高める構図とは

  4. 声なき声を捕捉せよ コロナと連動する菅内閣支持率

  5. 鼻出しマスクの受験生を逮捕 不退去の疑い 警視庁深川署

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです