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新型コロナウイルス感染症はまだまだ終息には程遠い状況だが、小学校、中学校、高校では、学校の休業、分散登校を経て対面授業が再開されている。しかし、大学では後期もオンライン授業中心のところがほとんどだ。キャンパスに足を踏み入れたことがない大学1年生はまだまだいるようだ。入学式は中止、授業はオンラインで、友人もできない、という学生も少なくない。
しかし、なぜ大学だけがコロナ禍に対応できないのだろうか。理由としては大学は小中高と違って学生が多く、数百人が一度に受ける授業があり、3密ができやすいからとか、県をまたいで登校してくるので感染リスクが高いとかさまざまなことが言われている。
授業で学生が集中するというが、教室を分散すればいいだけの話だ。空き教室がなく、学生を分散させて受講させられないのは大学の都合だろう。電車やバスを使って広域から通学しているのは、私立中高生だって同じこと。そう考えると、大学が対面授業を再開しないのは「自粛」ではなく「萎縮」ではないのだろうか。
萎縮するのは、感染者が出た大学が批判にさらされるリスクがあるからだろう。中傷されるようなケースもあった。最近でも、「教育実習先の受け入れを拒否」「その大学の学生というだけでアルバイトを解雇」など、感染者だけではなく、在学生やその保護者にも非難が浴びせられるような状況があるのも事実だ。
しかし、防ぎようがない面があることも事実だろう。中規模の大学の理事長は「最善の対策を取って感染者が出たら、それは大学の責任。放送大学ではないのだから、対面授業を順次再開していきたい」と話す。対面授業の再開を心待ちにしている学生も多い。【大学通信常務取締役】
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