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道は29日、道内の基準地価(7月1日時点)を発表した。新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の停滞の影響で、大幅な地価上昇が続いていた倶知安町や札幌市でも上昇幅が狭まり、商業地の変動率はマイナス0・4%で3年ぶりの下落。住宅地はマイナス0・5%と23年連続で下落した。
最も上昇したのは商業地は倶知安町北1西2の18(上昇率32%)で、住宅地が同町樺山65の132外(同29・2%)。外国人の別荘地やホテル需要の高まりで大幅な上昇が近年続いており、今年もいずれも全国3位の高い伸びを示した。ただ、新型コロナウイルス感染拡大による経済停滞の影響で、昨年の上昇幅(共に66・7%)からは大幅に縮小した。
商業地、住宅地ともに地価の上昇が続く札幌市では、商業地で36年連続で最も高い札幌市中央区北3西2の1の13(NC北専北三条ビル)も上昇率は昨年の20%から、今年は8・2%に縮小。市全体の変動率は6・6%(前年11%)と減少し、住宅地は変動率6・1%と昨年と同じだった。価格水準が高い中央区の中心部から近隣地区へ、需要が分散し始めている。
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