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修学旅行「県内」に視線 コロナ影響、小中で変更・検討が増 豊かな自然、見直す機会に /和歌山

海のレジャーを楽しむ貴志川中の生徒=和歌山県串本町で、山口智撮影

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 新型コロナウイルスの影響で、修学旅行先を感染者が多い県外から、比較的少ない県内に変更する学校が増えている。県教委によると、小学校では7割以上、中学校で5割以上が県内に変更または検討しているという。串本町の観光協会では2019年度の5倍の人数を受け入れる予定だ。感染症がもたらした変化だが、県内の観光資源や自然を見つめ直す機会にもつながっている。【山口智】

 串本町の橋杭海水浴場では9月下旬、紀の川市立貴志川中の3年生がシーカヤックなどを体験した。当初は東京方面に2泊3日で行く予定だったが、串本町への1泊2日に変更した。初めてシーカヤックを体験した林良輔さん(3年)は「東京には行けなかったが、自然体験ができてよかった」と笑顔を見せた。

 これまで大半が県外だった小中学校の修学旅行先について、県教委は7月中旬、市町村教委に対し、積極的に県内で検討するよう通知を出した。都市部を中心に感染が拡大していたためだ。

 県教委によると、県内に変更または検討しているのは小学校で236校中176校、中学校で119校中61校。県立高校の一部でも検討している。

 田辺市で熊野古道のガイドを担う「熊野本宮語り部の会」では、他県も含めて修学旅行で訪れる学校からの依頼が増えているという。県内の学校は例年1~2校だが、20年度は5校に増えた。

 串本町の南紀串本観光協会でも9月だけで20校1400人を受け入れ、19年度通算の12校1200人を既に上回った。来年3月までに計約6000人が訪れる見込みだという。

 同観光協会は、カヤックやシュノーケリングなど自然の豊かさを生かした体験メニューを売りにしている。宇井晋介事務局長は「県内に目を向けてくれてありがたい。他県にも決して劣らない豊かな自然が残っていることをこの機会に知ってほしい」と話している。

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