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号外はやぶさ2、地球に帰還 豪砂漠でカプセル回収
経済観測

数理モデルでリスク認識を=リコー経済社会研究所常任参与・稲葉延雄

 極端に先行き不透明な時代でも、ある一定の前提の下で行う数理的なシミュレーション(数理モデル試算)は、将来リスクの認識にとって使ってみる価値がある手法だ。

 例えば、十分に活用されたとは言えないが、春に西浦博北大教授が発表した新型コロナウイルスに関する数理モデル試算がある。試算結果が「人々の接触を8割減らさねば死者は42万人に達する」という衝撃的なものだったので、その前提の適否を含め賛否さまざまな反響があった。事後的には、感染爆発を回避しえたし、死者数は1000人台に抑制しえているが、人々が相応の削減に協力した成果かどうか議論が続いている。

 数理モデルは、関係する研究者の大半が妥当だと納得する前提を置き、複数のシナリオを提示することで政策選択に資するのが本来期待される役割である。その点、この試算では、例えば経済活動と両立する接触制限はどの程度かなど、選択肢を巡る議論にまでは深まらず、残念なことだった。

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