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なぜ入れないの?チェ・ゲバラTシャツ着用で議員会館入館制限を考える

ゲバラTシャツを着用して入館を制限された時の状況を語る石垣さん=東京都千代田区の衆院第2議員会館で2020年9月29日午後3時半、東海林智撮影

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 キューバ革命の指導者として知られるチェ・ゲバラ(1928~67年)の顔をプリントしたTシャツを着用した市民が東京都千代田区の衆院議員会館に入ろうとした際、警備員に入館を制限されたとして、「表現の自由を市民の手に全国ネットワーク」(表現ネット)が29日、衆院第2議員会館で、入館制限と表現の自由を考える集会を開いた。

 集会は冒頭で入館制限の状況を報告。表現ネットによると、事件が起きたのは8月24日正午過ぎ。国会を開くことなどを求め議員会館前で座り込みをしていたさいたま市の石垣敏夫さん(78)が、入館証を得て衆院第2議員会館に入ろうとすると、3人の警備員に「通れません」と言われ、「Tシャツを裏返しにして着ればいい」と言われたという。石垣さんは前面にゲバラがプリントされたTシャツを着ていた。理由を尋ねると「会館の規則に反する」「政治的主張のあるもの・中立に反する」と説明。石垣さんらがさらに詳しい説明を求めると、警備員の上司が来て、謝罪、入館できたという。

 口頭での謝罪はあったが、制止した理由や根拠などの説明はなく、石垣さんらは説明を求め、警備側と4回の話し合いを重ねてきた。話し合いの中で警備側は「誤った判断によりお声がけしてご入館制止し……」などとする謝罪文も提出したが、制止した理由は明らかにされていない。

 集会では、憲法9条の条文がプリントされたTシャツでも、同様に裏返しを求められたケースの報告もあった。石垣さんは「表現の自由を制限する重大な人権侵害なのに理由を説明しないのでは納得できない。警備員の恣意(しい)的判断でやられたらたまらない。きちんと理由を明らかにしなければ、また繰り返される」と訴えた。【東海林智】

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