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どうすれば安全安心

認知機能改善に効果「音楽療法」 歌うことで反応引き出し

音楽療法士の飯塚三枝子さん

 音楽を演奏することで高齢者施設の入所者らの障害や機能の改善を図る「音楽療法」がある。国立病院機構京都医療センター(京都市伏見区)の認知症外来では、認知症患者が明るくなって家族が介護しやすくなったり、無反応だった患者に表情が出たりする効果が得られている。記憶の奥底にある懐かしい感情に働きかけて身体反応を引き出す試みだ。

 「今日も暑いですね。海で泳ぐのは上手ですか」。音楽療法士の飯塚三枝子さんはそうあいさつした後、唱歌「われは海の子」の前奏を弾き始めた。グランドピアノの前に並んで座っていた元会社員の安達春雄さん(68)は伴奏に合わせて歌いだす。20分ほどの間に「花嫁」「あの鐘を鳴らすのはあなた」など、12曲を歌い上げた。

 「あっという間です。考え事も忘れるから、すかっとする。毎日でも来たい」と安達さん。見た目は健康そうな壮年男性だが、妻の奈々子さんによると、3年前にアルツハイマー病と診断された。一時はカラオケで歌詞を追えず、全く歌えなくなったという。音楽療法を続けるうちに、タブレット端末に表示される歌詞を見ながら、なめらかに歌えるようになった。

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